肥満症

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「肥満症」

肥満症治療に対する考え方

太っている、肥満だ・・
痩せないと・・ダイエットしたい・・

でも続かない・・また太った・・

ダイエットには多くの流行があります。
1970年には「ミコのカロリーBOOK」が150万部の大ベストセラー
この時に、“カロリー”という言葉が広まったとされています。

1971年には、マクドナルド日本第一号店がOpen

紅茶キノコダイエット
りんごダイエット
こんにゃくダイエットも流行りましたね。

納豆を食べれば痩せる
サバ缶食べていれば大丈夫!

糖質制限が一番大事!!

残念ながら、これをすれば痩せる!!
みたいな、一見耳障りの良いことに皆さん飛びつくわけです。


気持ちはわかりますよ。
大丈夫です。私も全然ストイックではないので・・・

こんな人をディスってるわけではないんです。
人って、そんなもんなんです。

私もそうなんです。

端から見れば(ちゃんとしてる人から見たら)

自分を後退させるようなものにお金を使いがちで
自分の価値を高めるものにはお金を使わない

そんなところはあるかと思います。

肥満、というものについても、同じようなことが言えると思います。

私はいつも思うのでですが、結局のところ

「自分がどんな人間になりたいのか」

というところに行き着く、と思っています。

そこが、自分なりにある程度はっきりしていれば
自分自身の行動や生活が、定まってくるのかな、と思います。

肥満だけの話ではないですよね。
今回は、肥満の話をしますので、話を戻します。


肥満に対して、効果があるのは
適切な生活習慣です。

適切な食事
適切な運動
適切な睡眠


この3点なくして、残念ながら肥満を改善するのは
無理だろうな・・と思います。

後ほどご紹介しますが、今回の肥満症治療薬
GLP-1注射薬についても、上記3点をせずに
その注射薬をやめたら

結構な程度でリバウンドします。

注射してたら、肥満は改善するけど
注射やめたら、また元に戻る。

つまり
「薬使ったら痩せれるんでしょ!!」

みたいなことは、正しくないのだと思います。

なので、Doctor's Fitnessとしては

GLP-1を正しく使って、適切な食事、運動、睡眠を習慣化して

肥満症を治療して、GLP-1を卒業しましょう。


という話をしたいと思います。

肥満症、という病気

肥満症とは、医学的に減量が必要な肥満のことをいい、ひとつの疾患として扱われます。

肥満によって生じる、または肥満に関連する健康障害がある場合、あるいは内臓脂肪の蓄積によってそれらの健康被害が起こりやすい状態(内臓脂肪型肥満)である場合に、肥満症と診断されます。

以下のような健康障害をお持ちの方で、肥満(BMIが25以上)であれば、肥満症に該当する可能性があります。

*今から示すウゴービに関するデータ、肥満症資料についてはノボノルディスクファーマ株式会社が作成したものとなります。

肥満は、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが崩れることで生じます。

食べ過ぎによって摂取エネルギーが多くなったり、運動不足によって消費するエネルギーが少なかったりすると、余分なエネルギーが脂肪として蓄積され、肥満につながります。

ヒト、という「生き物」の視点から考えると
生命維持のために「エネルギーを貯蔵しておく」というのは、生き物のメカニズムとしては理にはかなっているように思います。

これらのエネルギーの調節には、食事や運動習慣などの環境的要因に加え、食欲や体内のエネルギー消費量といった生理的要因も関係しています。

遺伝的要因についても研究されており、BMIを規定する要因の67%が遺伝的なものである、という報告もあります。

さらに、ストレスなどの心理的要因や、仕事や収入などの社会経済的要因が、生活習慣を介して肥満に関係することも考えられています。

このように、肥満に至るまでのメカニズムには、単に食べる量や運動量だけでなく、様々な要因が存在しています。

BMI 28.6
まぁまぁ、ですよね。ちょっと、太ってきているかな・・
といった、数値のように思います。

これ、私なんです・・

腹囲もちょっと出てきてて、いわゆる
前履いてたズボンがしんどい・・という状態。

なんとなく、トレーニングもしていたので
インナーマッスルが張り出してきているのか・・

くらいに、思っていました。

「ゆでガエル理論」って知ってますか?

ゆっくりと進行する環境の変化に気づかず
対応が遅れて致命的な状況に陥ってしまうことを指す例え話。

急に太る、というよりは、30代後半くらいになると
徐々に太ってきますので、まさにこの状態ですね。

Fat Scanという、内臓脂肪CT検査があるのですが、
それをたまたまやってみると、それなりに内臓脂肪が・・

赤色:内臓脂肪
青色:皮下脂肪

現実を直視するというのは
辛いものです・・

内臓脂肪面積が100を超えると、多いですな・・となりますが
私は、125.1でしたね・・

私は、脂質異常症があって薬飲んでいたり、他にもちょこちょこ生活習慣病予備軍みたいのがありますので、医学的にも当時「肥満症」にあたりました。

2024年、仕事も忙しく、自分のカラダに対しては、あまり意識が向いていませんでしたので

まぁ、どんどん体重が増えていってました・・

2025年1月に一念発起、治療に取り組もう!!ということで、一緒に仕事している医者と、診療所の管理栄養士さんと一緒に
自分の生活に合わせた形での食習慣改善に取り組み、提携フィットネスジムのRabbit GYMで週2のパーソナルトレーニングを開始。

 

そして、今回のGLP-1を打つ、というのを始めました(GLP-1の適正使用、かつ、保険適応外治療ですね)。

■適切な食事
それぞれ、人によって課題は違うので、ここでは詳細は省きますが、私の場合は①野菜を食べること、②19時以降は基本食べない感じにしています(夕食は早め、という意味)。

昼ご飯は2回に分けて、まずはコンビニの洗わなくてもいい野菜パックに、MCTとオイルのドレッシングかけて、ムシャムシャ食べる。サラダチキンも一緒に。

GLP-1を打つことで、脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑制してくれているのもありますし、胃の動きを遅くすることで満腹感が持続する、という効果があるとされています。

これに関しては、確かにそうかも・・と思うところでした。
GLP-1を卒業した時に、食欲がどうなるのか・・というのは、いささか不安なところではあります。

実際に、体重が減ってきて、筋肉量が多くなっていく過程で「食事に気をつけよう」という気持ちが持続しているなぁ、と思います。

生活習慣の改善を継続するのに大事なことは、ある程度結果が出ているので、喜んで継続する、というところなのか?と思いながら実践中です。

お酒も減りましたね・・ちょっと

適切な運動
よくびっくりされるのですが、自分自身トレーニングが好きか?と聞かれると、「そうでもないです」と答えます。
ラグビーやCrossFitとか、友達といっしょにやったりするのは好きですが、自分自身のトレーニングというのは、そうでもないのが実際のところです。

自分でジムに通ってみたりしましたが、やっぱり続かないんですよね・・

今回、パーソナルジムに週2回通うことにしていますが、これが今回一番いい効果を出していると思います。

効果が高く、安全な(怪我をしない、傷めない)方法を熟知しているトレーナーの方に、身を任せて、プログラムを組んでいただき、自分はとりあえず、予約した日時に足を運ぶだけ。


そこに行ってしまえば、頑張れないタイプではないので、行くまでが勝負ですよね。

そんな方は多いと思いますので、始めはお金を払って、パーソナルジムがオススメではあります。

トレーニングにお金を払っている、というよりは、その結果(いいカラダ)にお金を払っていると思うと、そんなに高くないようには思います。

適切な睡眠

ここは数年前から改善していて、11時にはすっかり就寝している生活が身についているので、特に個人的には何も変化はありません。

確かにトレーニングをしてから、いい感じでカラダが疲れたりするのは、睡眠にいい効果を発揮しているように思います。
また、睡眠時無呼吸症候群の数値も改善しましたね。

CPAPの治療適応というほどではなく、ちょっと数値高めだな、という状態でしたが、そこも改善して良かったです。
 

GLP-1(ウゴービ)による肥満症治療

まず第一に、ウゴービは週に1回皮下注射を行うタイプの薬で、肥満症の治療薬になります。

薬を世に出す時には、当然様々なステップがあります。

基礎研究(薬の効果を示す候補物質の発見)

非臨床試験(動物実験)

そして、治験と呼ばれる臨床試験に進みます。
ここでは、少数の健康な人に投与することで、安全な投与量やカラダへの影響を確認します。
それが、問題なければ、少数の患者さんに投与し、有効性、安全性、薬の量などを確認します。

そして最後に、第III相試験といって、多数の患者さんに投与し、既存薬などと比較して有効性・安全性を客観的に評価します。


このウゴービに関しても研究が行われております。

novo nordisk:肥満症を知る

効果に関しては、肥満症治療薬なので、「どれだけ体重が減ったか?」が最も重要な点になります。
本来、臨床試験の話をする際には、どんな方に薬を投与したのか?とか前提条件を確認することが重要なのですが、いったんここでは置いておきます。

結論として、ウゴービ2.4mgを68週間投与すると、13.2%、1.7mgでは9.6%も体重が減ったという結果になりました。
(ベースラインの平均体重は87.5kg)

さらに、どんな推移で体重が減っていったのか?を確認したところ、下記のグラフのように、約1年間をかけて下がってきているがわかります。

改めて確認ですが「ウゴービの皮下注射」を打つ、ということに加えて、この臨床試験では食事のカロリー制限(500kcal/日を目安に制限)と、身体活動の増加(150分/週)の指導を行っています。

プラセボ群をみても、体重が減っているのは、こういった指導の効果もあるのだとは思います。

簡単に、ウゴービによる副作用についてお話します。

基本的に、どんな薬でも副作用があります。その上で医者はriskとbenefitを考えて、薬を処方します。
消化器系の副作用症状として、吐き気・悪心、下痢、便秘、腹痛、食欲減退ですね。

こういった症状がある場合には、医師と相談の上、継続の可否を検討しましょう。

続いて、頻度は低いものの、注意すべき重篤な副作用としては、急性膵炎、胆嚢炎・胆石症、低血糖、甲状腺髄様癌です。
これも医師として理解しているところなので、◯◯な場合は、すぐに診療所に来て下さいね、とお話します。

大原則として、riskがbenefitを上回る場合には、当然薬は中止です。このウゴービに限らず、どんな薬も同じ方針です。

ウゴービの適正使用と保険適応

簡単にお話すると、このウゴービの注射を「肥満症」の治療薬として投与する場合に、どんな患者に使用するのか、どのように使用するのか、などを定めた適正使用に関するガイドラインのようなものが存在します。

そもそも論として、「肥満症」の治療以外の目的で使用する、これは適正使用ではありません。

SNSをはじめ、メディカルダイエット!みたいな感じで、自費で薬が買える!!みたいなのは、ほとんど適正使用とはかけ離れているように思います。
薬が買える、ってところが根本的におかしいですよね。

医師が診療行為として、薬を利用して治療する、というところを離れてしまうのは、医療の観点からはおかしいのかな・・と思います。

なので「適正使用」という概念が、まず第一に存在します。その上で、健康保険適応となるとなるには、いくつかの条件が存在します。

残念ながら現状は、当院含め、一般的な診療所では健康保険の適応とはなりません

健康保険の適応となるのは、肥満症治療に関連する学会の専門医が常勤している大規模な医療機関に限定されています。Doctor's Fitness 診療所と連携している医療機関でいくと、国立循環器病研究センターでは健康保険適応にてウゴービの処方が可能です。

まず「肥満症」として、適正使用の対象かどうかの判断があります。その上で、その医療機関で医師、管理栄養士の指導のもとで最低6ヶ月は食事療法と運動療法を行います。その結果、十分な効果がなかった・・となれば、はじめてウゴービの注射を開始する、という流れになります。

Doctor's Fitness診療所で、栄養指導を受けたり、連携施設でメディカルフィットネスをされている方であっても、国立循環器病研究センターへ紹介受診して頂き、そこから再度6ヶ月・・というのが、現行のルールになってしまいます。

なぜ、こんなに保険適応のルールが厳しいかというと、結局のところ安易に痩せる薬!みたいに開業医が出してしまうことへの危機感なのかな、とは思います。信頼されていない、ということなのでしょう。

なので、Doctor's Fitness 診療所としては、しっかりとルールに基づいた上で(適正使用)、このウゴービ注射を自費診療(保険適応外)で行って、結果的に肥満症治療を行う、そしてウゴービ注射を卒業する、というコンセプトで診療を行いたいと思います。

Doctor's Fitness Method

メディカルフィットネスと肥満症治療

肥満症の適応条件

①高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかの治療を行っている方

必ずしも、薬による治療を行っている、ことが条件ではありません。
ガイドライン等に基づいた診断を行っていることがその条件になります。
当院に通院中の方は、私が状況を把握していますが、初診の方に関しましては健康診断の結果等をお持ち頂けると助かります。
他の病院に通院中の方に関しましても、服薬内容や検査結果等をお持ち頂けると助かります。

②BMI 27以上

BMIが27以上の方で、下記の健康障害が2つ以上有する方 *BMIが35以上の方は①を満たすため、特にありません。

【健康障害】
耐糖能障害(糖尿病や糖尿病予備軍等の方)、脂質異常症、高血圧症、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞、非アルコール性脂肪性肝疾患、月経異常・不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、運動器疾患、肥満関連腎臓病

これらの健康障害については、診療所にて判断いたします。

③栄養指導を定期的に受けて、食生活の改善をされる方

Doctor's Fitness 診療所では、日頃より栄養指導を受けている方も多いかと思います。
要は、前向きに「肥満症」と向き合って、一緒に改善していこうとされる方のことです。

④ジムに通う方

本来は、私の運動指導に基づいて、自分自身で頑張って頂けていたらいいのだと思いますが、いったんジムに定期的に通っている方とさせて下さい。
Doctor's Fitnessの連携フィットネス施設であれば、より安心ではありますが、継続されることが大事なので、どこのジムでもOKです。

⑤体重を日々測定する方

体重は毎日測定してほしいと思います。できれば、毎日、同じタイミングで裸で測定して下さい。
レコーディングダイエット、という言葉を聞いたことがある方もおられるかと思いますが、これはとても効果的です。

体重は、日々増減を繰り返します。その上で、大きなトレンドとして、減少傾向にある、といった形が理想的です。

ちなみに、私は毎日起床時、トイレに行った後に測定します。
きっと、体重が減ってくるので、測定するのが楽しくなってくると思いますよ。

せっかくなので、私の推移を載せておきますね。

ウゴービの値段

ウゴービの投与量は、診療に基づいて検討します。
現実問題として、1回投与量が多ければ多いだけ、薬価(薬の値段)は高くなりますので、値段との相談、といった側面もあると思います。

ですので、現時点では下記のように定めます。

【初回治療開始】

初回
4週間分:16,000円(税込)

初回は、副作用の確認もありますので、全員同じ形で開始します。

5週目以降
4週間分:26,000円〜(税込)


細かい話でいくと、薬の剤形に応じて薬価が変わるので、上記が一番安い値段だと考えて下さい。

日々の診療は保険適応であり、一方、今回のウゴービによる治療は保険適応外の治療となります。一般的に混合診療は認められない、というルールもあり、やや複雑なところもありますが、細かいところは診療時にご相談ください。

最後に

ここまで、読んで頂きありがとうございます。

「肥満症」をGLP-1(ウゴービ)のサポートで、適切に治療し、治療を卒業する。

最終的には、メディカルフィットネスという形で、薬ゼロ、あるいは最小限で、「未病・予防」を推進していきたいと思います。

特に糖尿病に関して、Doctor's Fitness診療所では、生活習慣の改善で治せると考えています。
正確には「寛解」という表現を使います。

糖尿病だったけど、今は薬なしで、十分コントロールできています(HbA1cが6.4以下を継続)、といった方が何人もいます。

そういった方がいると、私はシンプルに嬉しいです。

高血圧症、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病には、遺伝的素因もありますので、全部が生活習慣のせいではありません。薬を使うことが悪でもありません。ただ、適切に医療を行い、生活習慣を改善し、元気に自分の生きたい生き方で日々を過ごしてほしいと思います。

周りを見渡しても、ひょっとしたら日本中見渡しても、私たちがやっているような診療所はないかもしれません。

現時点では自費での治療かもしれませんが、私たちが適正にGLP-1を使い、みなさんと一緒に肥満症を治療し、GLP-1を卒業していく。

そして残ったのは、適切な食生活や運動習慣、睡眠習慣、シュッとしたカラダ

めっちゃいいと思います。

いつか学会とかでも発表して、みなさんの頑張りと私たちの志しや取り組みが評価される日がくると面白いですね。

さぁ、ご予約はこちらからどうぞ。


Doctor's Fitness 診療所 院長 宮脇 大

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