糖尿病を知る Lesson 1

Lesson 1を終えて・・

糖尿病の発症予防って、ほんと大事なんですよ。
平成９年度に行われた実態調査によると、糖尿病が強く疑われる人は９６０万人、可能性を否定できない人を含めると、１３７０万人にのぼります。


軽度の耐糖能異常（予備軍のようなもの）であっても、累積死亡率は健常者とくらべ、２倍以上あるのが事実です。

健康診断で、HbA1cが6.0%を超える、空腹時血糖が100を超えてくると、正常とは呼べないというのが事実。
ただ、薬を飲むのかといえば、薬はまだかなぁ・・という状況です。


そこで、結局、運動をしましょうね、とか、食事に気をつけましょうね。と医者は言って終わりになってしまうのです。

「運動をしましょう」とか「食事に気をつけましょう」とか医者が一言いって、運動指導とか食事指導になるわけです。

おかしいですよね。

指導でもなんでもないと思いませんか？？


高血圧や高コレステロールとは異なり、特にこの糖尿病は食事と運動が重要です。食事療法・運動療法ということで、食事と運動によるアプローチは治療なんです。

病気になってから頑張るのではなく、予備軍にならないように、予備軍の人は、糖尿病にならないように頑張るほうが、よっぽど理にかなっています。コスパもいいです。


残念ながら、食事と運動を医療の点から、継続してみなさんが取り組むことは非常に困難です。


当院では、２０２２年１月より、糖尿病予備群の方を対象とした「食事と運動で糖尿病克服プログラム」を開始いたします。保険適応の範囲で行いますので、糖尿病予備群の方は、一度LINEで相談してみてください。

まずは、私達と二人三脚で正しい方法論を身につけましょう。予備軍を脱することができれば、その頃には、一人でやっていけると思います。まぁ、卒業ですね。

それでは、またLesson2をお楽しみに・・