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相手の悪意は受けとらなくていい

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相手の悪意は受けとらなくていい

相手の悪意は受けとらなくていい

2024/02/08

受け取らなければ相手に返るだけ

あなたの身のまわりに、あなたを批判したり、嫌味を言ったり、高圧的だったり、やたら突っかかってくる人はいないでしょうか?

 

多くの人は、そうした相手から向けられる悪意や威圧感を受け取ってしまい、苦しくなります。

 

しかし、実はこれ、あなたが律儀に相手から受け取っているから苦しくなるのです。

 

 

 

 

 

皆さんもご存じの仏教の祖であるお釈迦さまは様々な教えを残しています。

 

そのひとつに、「悪口は 受け取らないと 相手に戻る」ということを説きました。

 

 

 

 

 

多くの人から尊敬を集めるお釈迦様をねたんだある男が、お釈迦様の目の前に立ち、口汚く罵ります。

 

しかし、お釈迦様は何も言わず、黙って聞いているだけです。

 

一方的に罵り続けた人はやがて虚しくなり、何も言い返さないお釈迦様にこう聞きます。

 

「どうして何も言い返さないのか」と。

 

それに対し、お釈迦様はこう聞き返します。

 

「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物は一体どうなるだろうか?」

 

男は「それは贈り主が持って帰るのだろう」と答えます。

 

それに対し、お釈迦様はこう言うのです。

 

「私はあなたの言葉を何一つ受け取らなかった。あなたが私に言った悪口はすべてあなた自身に返って行ったのです。」

 

 

 

 

相手の言うことを真に受けて、あなたが傷ついたり、相手を攻撃することは、相手と同じ土俵に立つことです。

 

「売り言葉に買い言葉」とも言われるように、売られた喧嘩を自分の意思で買っているようなものでしょう。

 

 

 


 

とはいえ、人は自分がバカにされたと感じたり、気付つけられたと感じると、言い返したくなる気持ちもわいてきます。

 

心がひどく波打って、つらく感じてしまいますよね。

 

また、仕事などの場面で悪意や威圧感を向けられた場合、反応しないということは難しいでしょう。

 

 

 


 

しかし、この時大切なのは、つらいという自分の感情を認めた上で、相手の言動に乗せられてしまわないことです。

 

お釈迦様もおっしゃっていた通り、悪意や心無い批判に対し、必要以上に受けとめなければ、それらのエネルギーは言った相手に返ります。

 

それはあくまで、そのようなことを口にする相手の成長段階における課題です。

 

相手の成長の未熟さによって、あなたが振り回されることのないよう、素直に受け止めすぎないことが大切ですよ!

悪意を向ける人は、自分で自分を傷つけている

カルマや因果応報、しっぺ返しなどの言葉があるように、人にしたことは自分に返ってくると言われています。

 

これは迷信ではありません。

 

 

 

 

人には、投影という、ほぼ無意識に自分を守ろうとする心の働きがあります。

 

この投影とは、自分の中にある引き受けることの出来ない、見たくないと感じるような一面を、他者に肩代わりしてもらうことです。

 

 

 

 

つまり、相手の中に見ているものは、もともと自分の中にあった、自分で認めたくない何か。

 

自分に受け入れられないからこそ、嫌悪感や攻撃性がわいてきます。

 

そして、自分の一面を映し出した他者を攻撃することで、実は間接的に自分自身を攻撃し、罰するということが起きているのです。

 

強がりな人が、自分より弱い誰かを攻撃したり、いじめたりするのは、そうした心の働きがあるからなのですね。

 

 

 


 

要は、弱さを持つ自分を受け入れられなかった結果なのです。

 

自分の弱さに直面できず、必死で「自分にはそんなものない」と抗おうとしているだけです。

 

 

 

 

他の例で言えば、時間に厳しい人が、時間にルーズな人を前に過剰にイライラするのも同じようなことが言えます。

 

「自分にはそんなルーズな一面や弱さなんてない」と主張する方もいますが、私達のこの世界での出発点は赤ん坊であり、ルールも価値観も知識も、何も持たない存在でした。

 

生まれた時から、時間に正確でないと許さない、一切の弱さを認めない、そんな赤ちゃんがいるはずがありません。

 

みんな弱い強いという概念もなく、価値観や性格も関係なく、泣きたい時に泣き、食べたいとき食べ、ただそのままに生きていたのです。

 

 

 


 

繰り返しになりますが、もしあなたが誰かに悪意を向けられたりするのであれば、相手の言うことを真に受けすぎるのを辞めましょう。

 

悪意をぶつけてくる相手は、あなたを通して、自分自身を傷つけているにすぎないのですから…。

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