②【マヌカハニー】3分で分かる!マヌカハニーの特徴!
2025/03/12
希少な理由
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ニュージーランド北島にあるミネラル豊富な火山灰土壌で育ったマヌカから取ったハチミツは、普通のハチミツにはない抗菌作用成分MGOが含まれています。マヌカハニーは一般のハチミツに比べ8倍も抗菌作用があります。普通のハチミツにも過酸化水素という抗菌作用成分がありますが、マヌカハニーには更にメチルグリオキサール(MGO)が含まれているため希少価値が高いと言われています。
メチルグリオキサール(MGO)
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2006年に、天然に生成するメチルグリオキサール(MGO)こそがマヌカハニーの抗菌特性を担っている事がわかりました。マヌカハニーには、MGOによる強力な抗菌作用があります。
シリング酸メチル
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MGOに加え、マヌカハニーにはレンゲやアカシアなどの他のハチミツに比べて活性酸素を除去する抗酸化作用も強力です。これは、マヌカハニーに特異な成分であるシリング酸メチルの働きによるものです。シリング酸メチルの作用として、火傷、切り傷などの外傷、ニキビなどの炎症を抑える抗酸化作用があります。マヌカ以外にオレンジやクリから抽出されたハチミツにも含まれているようですが、群を抜いてマヌカの含有量が高いです。
ジヒドロキシアセトン
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マヌカの花蜜にジヒドロキシアセトンと呼ばれる成分もあり、ミツバチが花蜜を集める際にジヒドロキシアセトンも回収されます。このジヒドロキシアセトンは、加熱などの処理によりメチルグリオキサール(MGO)に変化する性質をもちます。ミツバチが巣に花蜜を持ち帰った後、加温(濃縮)されるためにその変換が促進されます。さらに養蜂家が採蜜後容器に入れて倉庫に保管している間にも徐々に(半年から1年くらいかけて)MGO量が増加していきます。
ここで!悪知恵が働く方は人為的に加熱すれば抗菌作用が強まるのではと考えたのではないでしょうか?ジヒドロキシアセトンからMGOへの変換を促すために過度に加熱することを見破る方法があります。「化学成分ヒドロキスメチルフラールHMF」を測定することです。ヨーロッパでは蜂蜜中のHMFの上限値が40mg/kgと決められているため、それ以上だった場合過度の加熱が疑われるわけです。