③【マヌカハニー】マヌカブランドはどのように確立されたか

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③【マヌカハニー】マヌカブランドはどのように確立されたか

③【マヌカハニー】マヌカブランドはどのように確立されたか

2025/03/13

マヌカハニー

抗菌作用

繰り返しになりますが、マヌカハニーには、抗菌作用成分MGOが含まれており、一般のハチミツに比べ8倍も抗菌作用があります。

抗菌効果測定の難しさ、歴史を経て今へ

【検査①】UMF
UMF等級は抗菌活性を比較した数値で、フェノール溶液(殺菌剤)の濃度と比較した数字です。
UMFは5〜25までの段階があり、学術論文で有用な作用を検証する際には
UMF20+の高濃度の製品を用いることがあります。
(例)UMF10+の場合、消毒液10%と同程度の抗菌性を示します。 


【検査②】MGO Active(現在は使われていない)

Activeは過酸化水素による抗菌活性も含めた総合的な抗菌活性測定に基づく表示でしたが、食品に機能性を示唆するアクティブは望ましくないとのことで現在は使われていません。

 

【検査③】MGS(メチルグルオキサール)
MGS認証は抗菌活性の発見者であるMolan Gold Standardの略ですが、メチルグリオキサール量に基づきクラス分けする検査方法です。
 

【検査④】Kfactor(マルチフローラル、モノフローラルの区分を流用)
ニュージーランド政府のマルチフローラル及びモノフローラルの区分を流用して表示しているようです。
 

【検査⑤】UMF値
UMF値とはUMF協会の示す値です。ユニーク・マヌカ・ファクターの省略で、マヌカハニーの品質と純度を評価する基準です。以前は抗菌活性を元に示されていましたが、今はメチルグリオキサール量によりクラス分けしています。レプトスペリン、ジヒドロキシアセトン加熱指標のヒドロキシメチルフルフローラル(HMF)なども測定した上で認証されています。

【検査⑥】レプトスペリン
レプトスペリン100mg/kg以上含まれているもののみをマヌカハニーと定義しようとしましたが、安定せず政府は4つの基準には入れませんでした。レプトスペリンは化成品として安価に入手できず、合成法などは学術誌に発表されていますが、そのコストを考えると合成して人為的に添加するメリットは低いそうです。

マヌカハニーの定義

そして上記の検査基準の良し悪しを経て、2017年からMPI(ニュージーランド政府機関)は独自に研究を進め、4つの含有成分とDNA検査を合格したもののみマヌカハニーと認め、マヌカハニーの定義となりました。2018年から輸出品への規制に適用しています。

4つの物質は、PLA(3ーphenyllactic acid)、MAP(2’-methoxyacetophenone)、MBA(2-methoxybenzoic acid)
 、HPA(4-hydroxyphenyllactic acid)です。
この中でも特に鍵となるのはMAPです。MAPの量が5mg/kg以上ならモノフローラルなマヌカハニー、それ以下でも1mg/kg以上ならマルチフローラルなマヌカハニーに分類されています。ただしMAPは長期保存下では不安定で熱をかけると大きく減少するため今後更なる研究が必要とされています。 

ニュージーランド政府によるマヌカハチミツの定義


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