⑥【マヌカハニー】 マヌカハニー今後の展望と課題
2025/03/20
展望
1
以下の症状や病気に効果があるのではと言われています。
・創傷治癒
・インフルエンザ、風邪
・胃がん、ヘリコバクターピロリを含む胃腸疾患
・糖尿病の併発症
・虫歯、歯周病、歯肉炎、口内炎などの口腔疾患
・皮膚疾患、肌疾患
海外ではマヌカハニーは創傷治癒ガーゼやジェルの成分として使われています。抗菌活性により外部から感染を防御しつつ治療を早める作用も期待されています。またin vitroでは、マヌカハニーは胃がんの原因菌とされるピロリ菌やインフルエンザ菌に対する抗菌作用が期待されています。MGOは体内で悪性細胞に対して特異的に作用する効果が発表されています。生きたまま胃酸に負ける事なく腸まで届き、腸内の悪玉菌とも戦うのです。
ヘリコバクター・ピロリ菌に対する高い殺菌効果も学術的に立証されている他、糖尿病の併発症や長期療養患者の床擦れによる皮膚疾患などの治療にも、オセアニアや欧米の医療機関では積極的に利用されています。
課題
2
マヌカハチミツの場合はその機能性を期待して飴などの食品のみならず、石鹸や歯磨き粉などにも応用されている二次産業も多く、添加量を記載していないもの、加工に伴い成分量が変動しているものがあるのですが、最終製品の残存成分量を示したものはほぼないため課題となっています。
また野外において単一の花のみが咲いている場所は少なく、他の花蜜が混ざることもあリます。例えばマヌカとカヌカの混じったハチミツをどのように表示するか、マヌカ50%、カヌカ50%のハチミツはなんと呼ぶか、どう表示するか、加えてマヌカハニーと呼ぶには純度何%まで高ければいいのか?わかっていない課題もまだまだあるようです。