①【マヌカハニー】　Liquid Gold　〜蜂蜜の王様〜スーパーフード

マヌカハニーは強力な抗菌効果を持っているものの、生産量、採取時期が限られ、安定性、抗菌力の振れ幅が大きいため、抗菌効果の高いものほど希少価値が高く高級品として扱われています。

マヌカとは、灌木種の一つで、ニュージーランドにのみ自生するフトモモ科の低木です。マヌカの花は12月の約4週間だけ盛大に開きます。とはいえ、ニュージーランドは縦に長い国なのでマヌカの満開の期間が11月から1月まで地域的に変わります。マヌカでとれるハチミツは場所も採取時期も限定されるため希少なハチミツとして価値が高いのです。
「liquid gold」「世界で最も高級なハチミツ」等、様々な別名を持つマヌカハニーは、ニュージーランドの先住民族の間で万能薬として親しまれてきましたが、マヌカハニーの抗菌作用が強いことが科学的に証明されたのは2006年のことで、つい最近のことです。

普通のハチミツは数種類の蜜が集められて出来ていることが一般的です。中国から日本へのハチミツ輸入量は２万８千トンあり、その他アルゼンチン、カナダ、ハンガリー、ミャンマーなど多くの国から日本はハチミツを輸入しているため、1年間で何かしらの蜜を採取することが出来ます。中国産などのハチミツは安価で手に入りやすいです。普通のハチミツもある程度の抗菌活性があるものの、体内で熱、光、酵素の影響を受けると抗菌活性は消滅してしまいます。

　Ⅰ色・テクスチャー
　キャラメルのようなダークブラウン色です。
　濃厚なクリーム状で、冬場は固形に近く、夏場はやわらかくなります。

　Ⅱ味
　ハーブのような、森林のような、独特の香りがします。
　甘みがすっと引くと感じる方が多いです。
 

　Ⅲ日持ち
　ハチミツは腐ることはありません。開封後も消費期限は変わりません。
　賞味期限はものによりますが直射日光を避け、常温で保管することで1−3年くらいだそうです。

ミツバチにより集められた花蜜はミツバチの蜜胃に蓄えられ巣に持ち帰られます。巣ではミツバチが蜜に羽を使って風を送るなどして比較的暖かな条件で水分が除去され、ハチミツとなります。こうしてできたハチミツをモノフローラル、複数の花蜜できたハチミツをマルチフローラルと言います。モノフローラルハチミツと表示するには純度保証が重要と考えらています。マヌカハニーにおいては、他の指標が基準値をクリアし、MAPの量が5mg/kg以上ならモノフローラルなマヌカハニー、MAP量が5mg/kg以下で1mg/kg以上ならマルチフローラルのマヌカハニーと分類されています。
モノフローラルハニーの代表は他にアカシア、クローバー、レンゲなどがあります。