運動と瞑想で心も体も健康に「ウォーキング・メディテーション」
2024/06/30
最近ご自身のために時間を取ったのはいつでしょうか?
忙しさや疲労で心ここにあらずの状態になっていませんか?
心と体は密接につながっています。
体がガチガチであることの原因は姿勢や生活動作にもありますが、もっと根深い部分もあります。
ストレスを抱えた状態だと、体は力が入り呼吸も浅くなり、体の不調や睡眠の質の低下など、わかりやすくダメージが体に現れますよね。
自分を労り、心身ともに調子を整えていくことも大切にしましょう。
そのためにおすすめなのが、「ウォーキング・メディテーション=歩行瞑想」です。
名前の通り、歩きながら行う瞑想です。
瞑想と聞くと、目を閉じあぐらをかいてじっと座っていないといけないようなイメージがありませんか?
そういった瞑想ももちろんありますが(静坐瞑想)、瞑想の種類は多様です。
その中に動きながら行なう「ムーブメント瞑想」というものがあり、歩行瞑想はその1つです。
また歩きながら行うことで、運動効果も得られつつ、心身のリセットの時間を取ることもでき一石二鳥です。
瞑想とは、「心を鎮めて無心になること」「何も考えずリラックスすること」などと言われます。
自分に集中し、自分の気持ちや心身の状態への気付きを得ることが大切なポイントです。
また瞑想には脳の疲労を軽減させる効果もあります。
日々考えすぎたり、ストレスにさらされている状況では
脳もリラックスできません。
瞑想を行なうにあたって、自分に集中することの他に、「姿勢」「呼吸」も大切になってきます。
姿勢はメンタル面に大きく関わります。
悪い姿勢のまま過ごしていると、身体の不調はもちろん、身体が疲れることにより心も疲れを感じてしまいます。
呼吸に関しても同様で、そもそも呼吸を意識したことがない、いつも何か息苦しいという方は自律神経にも問題があります。自律神経が過敏になり、身体の力み、凝り、ストレスを感じやすいなど
普段のカチカチ姿勢を加速させてしまっているのです。
心身ともに調子を整える準備として、良い姿勢で瞑想を行なうことが大切です。
正しい歩き方はこちらのブログをご覧ください。
そして瞑想において、はじめから無の状態になる、ということはかなり難しいです。
どうしてもスマホや周りの人の話し声などに気を取られてしまいがちです。
歩行瞑想の第一歩として、まずは 歩いている歩幅がどうか、足の着地の順番はどうか、足の裏の感覚はどうか、など身体の動かし方が正しいのかを考えながら歩いてあげましょう。
歩きながら他のことに注意がむいてしまった場合にも、また足の裏の感覚に意識を戻すようにしていきましょう。
そうしている間に正しい歩き方が身につき、集中できるようになってきます。
また、長時間行う必要は特にありません。歩行瞑想にも慣れが必要です。
駅から会社や家までの距離であったり、ひと駅分のウォーキングついでなど
10数分程度からはじめてみてください。
とはいえ、ウォーキング自体は手軽に始められかつ場所を選ばない運動ですので、
ぜひ日常に取り入れて欲しいです。
少しウォーキングも頑張ってみようという方は、
ウォーキングの最後の10分は瞑想タイムにしてみる、などで歩行瞑想も取り入れてみてください。
体を動かすことは心身に良い影響を与えてくれますが、
頭の中の整理をして、脳までリセットしてあげる時間を取ってあげましょう。
忙しい日々を過ごされる方ほど、自分の体と時間を大切にしてくださいね。