【糖質6】正しい糖質制限とはいかに?!
2024/10/03
管理栄養士独り言
ノンアルコールビールって体にいいのだろうか?エネルギー量は普通のビールの約1/8でアルコール度数は1%未満なので、栄養指導ではお酒好きの患者さんに置き換え飲料としてノンアルビールを提案することがあります。しかしノンアルビールにもデメリットがあり量を気にせず飲んでいいというわけではありません。ノンアルビールには添加物が多く含まれています。人工甘味料が使用されており、人工甘味料は砂糖の数百倍の甘さを感じることが出来る上、摂取カロリーを抑えられるという優れものですが、この甘さに慣れてしまうと普通の甘みでは満足感が得られなかったり、味を感じにくくなることで食欲が増したりします。結論なんでも適切な量を守ることが大事ですね。
【1】糖質を多く含む食品
【穀類】一緒に食べるもの(例:ご飯のお供・ジャム・トッピング等)に注意しましょう。
【根菜】糖質は高めですが、ビタミンや食物繊維が豊富なため、適量をバランスよく食べましょう。
【豆類・種実・果物】大豆以外の豆類はでんぷん質が多く糖質が高めです。種実や果物は甘みの強いものほど糖質が高いです。
【肉・肉加工品】加工品は糖質が高めです。
【魚介・魚介加工品】つみれやかまぼこなどでんぷん質のつなぎを使っており、調味してあるものは糖質が高めです。
【調味料】テンメンジャン、コチュジャンも糖質が高めです。
【デザート】和菓子は全体的に糖質が高めですが、食物繊維が豊富です。洋菓子や市販の菓子は控えるのがベストです。
【ドリンク】コーラやサイダー、スポーツ飲料などの清涼飲料水などは高糖質です。
【2】低GI食品を知ろう
GI食品とは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標です。GI値が低い食品は血糖値の上昇を緩やかにします。
【3】糖質を上手に摂取しよう
最近「糖質○○%カット」「糖質オフ」という商品が良くスーパー等に並んでいるのを見かけませんか。これは日本人の食事において「糖質過多」の傾向にあることが背景にあります。
糖質のとりすぎは、肥満や糖尿病、生活習慣病、老化に繋がります。
しかし単純に糖質をカットしてしまうと、エネルギー不足に陥ります。「糖質制限」は筋肉を分解し、そこからエネルギーを補給するので、筋肉量が減少し、基礎代謝の低下を招きます。基礎代謝の低下は脂肪を燃焼させにくくするので、単純な糖質制限は悪循環を招きます。
正しい知識を取り入れ、健康な体をつくっていきましょう!