⑧【完全栄養食⁉】健康増進作用について考えてみました!
2021/11/25
完全栄養食の振り返り
HuelとBASE FOODのことについて理解できましたか?それぞれ長所や短所がありますが、自分に合いそうだなと思う方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。
【Huel】
Huelは活動量の多い人や、夕食が遅い人、減量が必要な人などにオススメです。一食265円〜と非常にリーズナブルなところもオススメポイントです。人工的な甘味や塩味がないので、成分や添加物などに敏感な方にとっては嬉しい商品だと思います。少し飲みづらさがあるのが難点ではありました。
【BASE FOOD】
一方でBASE FOODは忙しい人、朝食を欠食する人、自炊をする時間がない人にオススメです。固形食なので嚥下や咀嚼機能を落とすことなく食べられる点や食べやすい味である点が非常に良いと感じました。一食あたり1日に必要な栄養素の基準値の1/3以上を満たしてはいるものの、糖質や脂質量が少なく開発されているため、追加で主食や主菜などを購入するとコスパは良くないのかなと感じました。
【まとめ】
最終的には読者の皆様が食事に置いて何を重要視されているかで選んだら良いのかなと思います。
無添加に拘るのか、五感で楽しみながら食事をしたいのか、できるだけコストを抑えたいかなどなど…それによって選択を変えてみてはいかがでしょうか。
完全栄養食の健康増進作用(仮説)
ここからは完全栄養食を取り入れた際の健康増進作用について考えてみましたので、参考にしてみてください。
今の生活スタイルを大きく変えることなく、栄養の偏りを軽減できる(QOLも維持)
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完全栄養食を利用することで、今の生活スタイルを大きく変化させることなく、1日の1/3の栄養素をしっかりと摂ることができるので、栄養素の偏りを軽減できると考えています。1日一食でもインスタント食品や、菓子パンなどで食事を済ませている人は完全栄養食に変えることによって日々の体調面や将来的な病気へのリスクが低減できるのではないかと考えます。まずは完全栄養食を利用することから始めてみませんか。それだけを食べ続けることは飽きやまた別の問題が発生することもありますので、完全栄養食をどのように利用していったら良いのかわからない、その後の食生活についてどんな食事をとったらいいかわからない場合は個別にご相談に乗りますのでお気軽にご連絡ください。
満腹感を得られるから食べ過ぎを防げる?
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Huelを試食した感想は「腹持ちが良い」でした。どろっとした液体なので飲料として重量感があり、飲んだ後もすぐに満腹感を感じました。その結果、何かを食べたいという気持ちにはあまりなりませんでした。後味が独特ではあるので、味変するための“何か”は欲しくなる可能性はありますが、食べ過ぎまでは行かないのではないかと考えます。
BASE FOODはパンもパスタもしっかりと噛まないと嚥下できない固さでしたので、咀嚼による満腹中枢の上昇が期待できると感じました。BASE FOODは、糖質や脂質を追加し、共に喫食することで十分に満腹感を得ることができると感じました。食べやすい味なので、味変を求めることもなく、食べ過ぎ防止に効果が期待できると感じました。(それそのものだけでは20代の男性には少し物足りないという意見もありましたし、実際エネルギー摂取基準と比べてみても少なめだと感じました。)足りない分をどう補うか、何で補うかは是非ご相談ください!
生活習慣病罹患リスクは下がるのでは?
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欠食して1日の食事回数を少なくすると肝臓や脂肪組織での脂肪酸合成を進める酵素活性が上昇し、肝臓での中性脂肪やコレステロール合成が増大します。1日の摂取エネルギー量を同じにしても、食事回数が少なくなるほど体脂肪の蓄積が増加し、血清コレステロール値や中性脂肪は高くなります。また細かいことを言えば栄養バランスが崩れることによって間食の量や頻度が増えたり、ドカ食いの原因となるため、栄養バランスの整った完全栄養食は、何も考えずにそれを摂るだけで、欠食や間食、ドカ食いを防止できるため、生活習慣病の罹患リスクを下げてくれるのではないかと考えます。(※あくまでも仮説です。)
生活習慣について全く知識・興味がない人でもとりあえず始めることができる
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食事バランス?生活習慣?食事回数?食事の質?それがどう体に影響するのか?それを正すことによって何の意味があるのかさっぱりわからない方は、まず完全栄養食を活用してみましょう。とりあえず生活習慣改善の第一歩を踏み出すことができます。
減量したいけど、何から始めたら良いかわからない
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皆さんは減量と聞くと、何かを極端に減らしたら良いと思っていませんか?例えば、糖質や脂質など。
「糖質制限ダイエット」「脂質のとり過ぎは太る要因」など一回は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
実は減量は何かの栄養素を極端に減らすのではなく、バランスの良い食事をとることが一番効果があります。
バランスの良い食事をとることで、間食やドカ食いが減り、減量に繋がるという単純な仕組みです。
こちらに関して詳細な情報が知りたい場合は、当院の管理栄養士までご連絡・ご質問ください。