血糖値を下げる食事法
2023/05/06
血糖値とは
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。
炭水化物(ご飯、パン、麺、イモ類など)を摂取すると体内で消化吸収され、ブドウ糖となり血液に入ります。つまり、食事によって血糖値は上昇します。
血糖値が上昇すると、今度はインスリンというホルモンが働き、血糖値を下げてくれます。
このように血糖値は健康な人でも食事の前後で変化します。
血糖値の基準値
みなさんはどこの範囲に当てはまりますか?
空腹時血糖値が100を超えている方は要注意です!
糖尿病は空腹時血糖値が徐々に高くなっていき、気づいたら糖尿病になっていることが多いです。
また、糖尿病を放っておくと、合併症を引き起こし、失明や手足の壊疽などを引き起こしてしまいます。
糖尿病は食事や運動などの生活習慣を改善することで必ず良くなりますで、早い段階で予防・改善に努めましょう。
血糖値を下げるためには?
血糖値を下げるためには、血糖値の急上昇を防ぐことが大切です。
血糖値が急激に上がると、血糖値を下げるインスリンが短時間に必要になり血糖値をうまく下げることができなくなり、糖尿病の原因になると言われています。
血糖値の急上昇を防ぐ食べ物を
食べる
糖質の吸収が緩やかな食べ物
糖質の多い食品でも血糖値を急激に上げる食べ物と緩やかに上げる食べ物があります。
糖質の吸収が緩やかな食べ物を食べることで血糖値の急上昇を防ぎ、糖尿病を予防・改善できます。
食物繊維の多い食べ物
食物繊維には増粘作用があり、おなかの中の食べ物の粘り気が強くなり、胃から腸への移動がゆっくりになるため、糖質の消化や吸収が緩やかになります。そのため食物繊維は、血糖値の急上昇を防ぐことができます。
特に、海藻やきのこ類などに多く含まれる水溶性食物繊維は糖を包み込み、吸収しにくくすることで、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
血糖値の急上昇を防ぐ食べ方
朝食を食べる
朝食を抜くと空腹の時間が長くなり、昼食の際に血糖値が急激に上がってしまいます。
また、食後の血糖値が急上昇するだけでなく、その日のインスリン反応が悪くなるという報告があります。
食物繊維の多い野菜から食べる
食事をするときは食物繊維の多い野菜から食べる「ベジファースト」という食べ順を心がけるようにすれば、血糖値の急上昇を抑える効果がより期待できます。
まとめ
血糖値を下げるためには、血糖値の急上昇を防ぐことが大切です。
血糖値の急上昇を防ぐためには、
1.糖質の吸収が緩やかな食べ物を食べる
2.食物繊維の多い食べ物を食べる
3.朝食を食べる
4.食物繊維の多い野菜から食べる
この4つのことを心がけてみましょう。